IoTスイッチのベースとなっているRaspberry Piについて
ほとんどのIoTスイッチのDIYキットは、Raspberry Piをベースに動いています。ここでは、Raspberry Piについて、基本的な事をご説明します。
Raspberry Piについて
1.Linuxを搭載したコンピュータ
Raspberry Piは、コンピュータ科学の教育促進を意図として開発され、現在は、ビジネスの試作品、プロトタイプ作成など、幅広く利用されています。
Raspberryは、(Debianがベースになっている)Raspbianと言うLinuxベースのOSで動いているとても小さなコンピュータです。
2.手のひらサイズの高性能コンピュータ


そして、手のひらサイズ(一番小さなものは、フリスクサイズ)にも拘わらず、2000年代後半のパソコンと同程度の性能を持ち、安価で低消費電力である事が特徴です。
3.SDカードをストレージとしている
多くのコンピュータは、OSやソフトウェアを保存するストレージに、ハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SDD)を利用していますが、Raspberry Piは、起動や長期保存にSDカードを利用しています。
その為、現在のOSの設定を丸ごとSDカードに保存して、バックアップを出来たり、違うSDカードに差し替えて、違う設定で動作する事が可能です。
4.GPIOピンでいろんなセンサーと接続可能
そして、Raspberry Piのもう一つの特徴として、GPIO(General Purpose Input/Output)という、汎用入出力の端子がついています。(写真の赤枠の中)
このピンがあるから、ジャンパーワイヤー経由で、いろんなセンサーと繋ぐことが出来、センサーからの値を取り込んだり、Raspberry Piからサーボモータなど、アクチュエータ(入力されたエネルギーを物理的運動に変換するもの)に信号を送って、動作させたりすることが出来ます。